不動産投資を始めるにあたって、物件探しは最初の、そして最も重要なステップです。
サラリーマンの方であれば、日々の業務に忙殺され、なかなか物件探しに時間を割けないかもしれません。
しかし、将来への不安を感じ始めている方にとって、安定した収入源を確保するための不動産投資は魅力的な選択肢の一つです。
ネットでの物件探しは、時間や場所を選ばずに広範囲な情報を集められるため、まさにうってつけの方法です。
通勤時間や休憩時間、週末の空いた時間などを有効活用し、効率的に物件を探すことができます。
この記事では、ネットで投資用物件を探す際の具体的な方法から、注意すべきポイント、成功するためのコツまで、プロの視点から徹底的に解説します。
ネットで物件を探す前に、メリットとデメリットをしっかりと把握しておきましょう。
メリット
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- 手軽さ:
- 24時間365日、いつでもどこでも、スマホやPCで物件情報をチェックできます。
- 不動産会社に出向く手間が省け、自分のペースで物件探しを進めることができます。
- 手軽さ:
- 情報量:
- 多くの不動産情報サイトや会社のホームページで、豊富な物件情報にアクセスできます。
- 様々な条件で絞り込み検索が可能で、自分の希望に合った物件を見つけやすくなっています。
- 比較検討:
- 複数の物件を簡単に比較検討できます。
- 価格、立地、築年数、利回りなど、様々な要素を比較し、最適な物件を選ぶことができます。
- 非公開物件:
- 会員登録することで、一般には公開されていない物件情報を見られる場合があります。
- 非公開物件は、競争率が低く、有利な条件で購入できる可能性があります。
デメリット
- 情報の真偽:
- ネット上の情報には誤りや古い情報が含まれている可能性があるため、注意が必要です。
- 物件概要書の内容を鵜呑みにせず、必ず自分で確認することが重要です。
- 写真と実物:
- 写真では良く見えても、実際には状態が悪い物件もあります。
- 必ず現地確認を行い、建物の状態や周辺環境を自分の目で確かめる必要があります。
- 競争率:
- 人気のある物件は競争率が高く、すぐに買い付けが入ってしまうことがあります。
- 気になる物件があれば、早めに不動産会社に問い合わせ、内見を申し込むことが重要です。
- 業者との関係:
- ネットだけで完結しようとせず、信頼できる不動産業者との関係を築くことも大切です。
- 不動産投資は専門的な知識が必要なため、信頼できる業者に相談することで、リスクを抑え、成功の可能性を高めることができます。
色々書きましたが、毎日の不動産情報のチェックは不動産投資家にとっては基本中の基本です。
不動産会社に直接行っても、基本「ネットに全部上げてるからそっち見て」と言われるのがオチでしょう。
不動産業者といい関係を築くには様々な方法がありますが、まず正面から飛び込んで仲良くなるのはほぼ不可能と思っていただいて結構です。
そのあたりも追々解説いたします。
それでは、具体的な探し方を見ていきましょう。
3.1. 不動産投資専門ポータルサイトを活用する
不動産投資専門ポータルサイトは、多くの物件情報が集まっており、効率的に物件を探すことができます。
- 複数のサイトを比較検討し、より多くの物件情報を集めましょう。
- 希望条件(価格、間取り、立地など)を設定し、効率的に物件を探します。(判断基準)
- 毎日新着情報をチェックし、希望に合う物件を見逃さないようにしましょう。(一番大事)
主要な不動産投資専門ポータルサイト
- 楽待:https://www.rakumachi.jp/
- 豊富な物件情報と使いやすい検索機能が魅力です。
- 利回り、築年数、価格など、様々な条件で絞り込み検索が可能です。
- 投資家向けのコラムやセミナー情報も充実しています。
- 健美家:https://www.kenbiya.com/
- 投資家向けのコラムやセミナー情報も充実しています。
- 不動産投資に関するニュースや最新情報もチェックできます。
- 会員登録することで、非公開物件情報やセミナーに参加できます。
- LIFULL HOME’S:https://www.homes.co.jp/
- 大手不動産情報サイト。
- 投資用物件の情報も豊富で、様々な条件で絞り込み検索が可能です。
- 大手ならではの安心感があります。
- 不動産ジャパン:https://www.fudousan.or.jp/
- 投資用じゃない物件も取り扱う不動産情報サイト。
- 各種不動産サイトから情報を集めているので、コレをチェックすればタイパ◎
- 取り扱いサイト
- (公社)全国宅地建物取引業協会連合会(ハトマークサイト)
- (一社)不動産流通経営協会(FRKインターネット会員 物件情報)
- (公社)全日本不動産協会(ラビーネット不動産)
- (一社)全国住宅産業協会(全住協ネット)
- いわゆる「宅建協会」が運営するサイトの情報を集めています。
- ニフティ不動産:https://myhome.nifty.com/
- 個人的には一番お世話になっている情報サイト。
- SUUMO、at home、いい部屋ネット、アパマンショップなど、売買賃貸何でも検索OK。
- 不動産ジャパンとニフティさえチェックしておけば、大体モレがなくチェックできる。
- ジモティー:https://jmty.jp/
- 地元同士の人間とつながり、不要なものを譲り合い、売り買いが可能なサイト。
- 実は不動産の売買も行え、たまに掘り出し物も出てきます。
- 中古物件、古民家など面白い物件も出てくるので、チェック必須と思います。
- みんなの0円不動産:https://zero.estate/
- タダでもいいから土地を手放したい人達が集まる情報サイト。
- とにかく、安い。というかタダ(登記費用は必要)なので参入障壁が低い。
- 良い物件は当然争奪戦なので、毎日チェックしておかないとダメ。
- 不動産物件の善し悪しを見抜ける眼力がないと、とんでもない物件を掴まされることも。
3.2. 不動産会社のホームページをチェックする
地域密着型の会社は、地域の情報に詳しく、掘り出し物の物件を紹介してくれる可能性があります。
- 複数の会社を比較検討し、より多くの物件情報を集めましょう。
- 会員登録をすると、非公開の物件情報を閲覧できる場合があります。
- 不動産会社のホームページでは、物件情報だけでなく、会社の特色や強みも確認できます。
3.3. 不動産競売物件情報サイトを参考にする
競売物件は、相場よりも安く購入できる可能性がありますが、リスクも伴います。
- 物件情報を詳しく確認し、状態や権利関係などを把握しましょう。
- 入札に参加する際には、事前に現地調査を行うことが重要です。
- 競売物件は、一般の不動産取引とは異なり、専門的な知識が必要となるため、注意が必要です。
3.4. SNSを活用する
Twitter、Facebook、InstagramなどのSNSで、不動産投資に関する情報を発信しているアカウントをフォローしましょう。
- SNS限定の物件情報や、セミナー情報などを得られる場合があります。
- 他の投資家と交流し、情報交換することも有益です。
- SNSを活用することで、最新の不動産投資トレンドや成功事例などを知ることができます。
気になる物件が見つかったら、まずは物件概要書をチェックしましょう。以下のポイントは必ず確認してください。
- 所在地:
- 実際に物件を見に行き、周辺環境を確認しましょう。
- 最寄り駅からの距離、周辺の商業施設や公共施設の有無、治安などを確認します。
- ハザードマップを確認し、災害リスクについても把握しておきましょう。
- 価格:
- 周辺の類似物件と比較し、適正な価格かどうかを判断します。
- 不動産ポータルサイトや不動産会社のホームページで、近隣の類似物件の価格を比較します。
- 面積:
- 間取り図と照らし合わせ、実際の広さを確認します。
- 専有面積だけでなく、バルコニーやロフトなどの面積も確認しましょう。
- 家具の配置や生活動線を考慮し、自分に合った間取りかどうかを判断します。
- 築年数:
- 建物の老朽化具合を確認します。
- 外壁のひび割れ、雨漏り、シロアリ被害などがないか確認します。
- 耐震基準を確認し、地震に対する安全性も確認しましょう。
- 構造:
- 耐震性や安全性に問題がないか確認します。
- 建築確認申請書や検査済証を確認し、建築基準法に適合しているか確認します。
- 耐震診断を受け、耐震補強工事が必要かどうかを判断しましょう。
- 住宅に関わる書類の有無:
- 設計図や検査済証などの書類があるか確認します。
- これらの書類は、建物の詳細な情報や安全性を確認するために役立ちます。
- 税金関係の書類:
- 可能であれば、納税通知や公課証明を見せてもらいましょう。
- 登記費用や不動産取得税は購入前の必須確認項目です。
この記事では、ネットで投資用物件を探す方法について、プロの視点から詳しく解説しました。
ネットを活用することで、効率的に物件を探し、不動産投資の第一歩を踏み出すことができます。
まずは流し見でも良いので、とにかく毎日不動産情報をチェック。
毎日繰り返すことで、エリアごとに物件が安いか高いかの感覚が身に付きます。
これを楽しみながら、一日30分チェックするのが投資家への第一歩だと思います。